2007年12月06日

ソビエト連邦と日本共産党の関係その@

ソビエト連邦と日本共産党の関係を書きたいと思います。
ソ連と日本の共産党が同じ考えをしていると思われている方がどうも多く、それ故に共産党に悪いイメージを持っている方がおられます。誤解の酷い人は北朝鮮と日本共産党が同じと思っている方もおられました。

いくつかポイントがあるテーマなので順を追って書いていきます。
最初は
「ソ連の掲げた共産主義及びその実態と日本共産党の掲げる共産主義と目指す社会の違いです」

*注:ここでの共産主義と社会主義は同じ意味です。僕は共産主義という言葉の方が好きなのでこちらを使っています。

結論から書くと、
日本共産党の目指す共産主義社会とは現在の地球上及び歴史の中に、お手本に出来る様な国家は残念な事にまだ実現していません。
当然ソ連や中国、キューバ、もちろん北朝鮮も日本共産党との上下の関係は一切ありません。
つまり日本共産党は日本の政治経済の中で歴史を切り開く過程にあるという事です。

更に日本共産党は現在を共産主義に行く前の「資本主義の矛盾を取り除く」そういう段階にあると考えています。
またその手段は選挙で指示を得て、国民の合意の元に進めるという立場を原則にしています。
これを「多数者革命」と言います。
選挙や国民投票により多くの国民が共産主義を望んだ時に一歩ずつ進めていくという考えです。

ではソ連は一体何だったのよ?
という疑問が当然湧いてくると思います。

日本共産党綱領(マニフェストと思って下さい)にはソ連に関する文章がこう書かれています。少し長い引用になりますが、非常によく纏まっていますのでまとめて貼り付けます。

「最初に社会主義への道に踏み出したソ連では、レーニンが指導した最初の段階においては、おくれた社会経済状態からの出発という制約にもかかわらず、また、少なくない試行錯誤をともないながら、真剣に社会主義をめざす一連の積極的努力が記録された。しかし、レーニン死後、スターリンをはじめとする歴代指導部は、社会主義の原則を投げ捨てて、対外的には、他民族への侵略と抑圧という覇権主義の道、国内的には、国民から自由と民主主義を奪い、勤労人民を抑圧する官僚主義・専制主義の道を進んだ。「社会主義」の看板を掲げておこなわれただけに、これらの誤りが世界の平和と社会進歩の運動に与えた否定的影響は、とりわけ重大であった

日本共産党は、科学的社会主義を擁護する自主独立の党として、日本の平和と社会進歩の運動にたいするソ連覇権主義の干渉にたいしても、チェコスロバキアやアフガニスタンにたいするソ連の武力侵略にたいしても、断固としてたたかいぬいた。

ソ連とそれに従属してきた東ヨーロッパ諸国で一九八九〜九一年に起こった支配体制の崩壊は、社会主義の失敗ではなく、社会主義の道から離れ去った覇権主義と官僚主義・専制主義の破産であった。これらの国ぐにでは、革命の出発点においては、社会主義をめざすという目標が掲げられたが、指導部が誤った道を進んだ結果、社会の実態としては、社会主義とは無縁な人間抑圧型の社会として、その解体を迎えた。

ソ連覇権主義という歴史的な巨悪の崩壊は、大局的な視野で見れば、世界の革命運動の健全な発展への新しい可能性を開く意義をもった」

〜引用終わり〜

ロシア革命以後の初期のソ連を試行錯誤を伴いながら主導したレーニンと、その後のスターリンらソ連歴代主導部とでは全く違うという事です。

元々ロシアは貧しい農業国であり、その中でレーニンは革命後試行錯誤を繰り返し、市場経済を導入しつつ、経済を国家の管理の下に運営しようとする政治を目指しましたが、志なかばで亡くなりました。
その後権力を掌握したスターリンが行った事は共産主義では無く、ただの覇権主義、官僚主義であったという事です。

共産主義思想の原点でもある、マルクス、エンゲルスがあの世から見ていたらどんなに悲しんだ事でしょう。

マルクス、エンゲルスは資本主義の矛盾が労働者を追い詰め続け、やがてその矛盾が蓄積されて革命が起こると語りました。
その理念を投げ捨てて官僚主義に走り、他国や市民を圧迫するとは・・。

事実その官僚主義・覇権主義の圧力は海を越えて日本共産党にも襲い掛かってきたのでした。

来週につづく

投稿者:堺泉北カープ会


posted by ツッキ− at 23:02| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学的社会主義の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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