2006年08月31日

海王星の話・フォイエルバッハ論に寄せて

冥王星が惑星から外れる事になった事はニュースなどで皆さん耳にされ
ていると思います。その事に引っ掛けてでは無いですが、
今日はその冥王星の一つ内側の惑星・「海王星」の話を書きたいと思い
ます。

海王星は火星や金星、木星のように古代から発見されていた星ではあり
ません。等級も暗く、望遠鏡の質の低い時代にはこの星はよく解らない
存在でした。
それだけに惑星として、この星が発見された経緯はとても面白い話です。

実は海王星は観測で発見される前に、
重力の干渉の数学的な計算により存在が予言されていたという事実があ
ります。
そしてその後1846年に予言の通り、発見されました。


僕達は21世紀に生き、「水金地火木土天海」を当たり前に知っていま
す。しかし当時の人々にとっての海王星の発見のインパクトはどれほど
の物だったでしょう。
・・・。
「海王星の発見」という新事実はそれまでの宇宙の形を塗り替えるとい
う、言わば人間社会の常識の一部を塗り替えるという面を持ち合わせる
物でした。広大無限の宇宙ですら人間の中では変化の過程にあるという
事です。

実はこの海王星の話は題名にも載せた「フォイエルバッハ論」というエ
ンゲルスが書いた共産主義の古典に紹介されている物です。
エンゲルスは科学的な物の見方を身に付けるという、唯物論の世界観を
この本で力説しています。

たゆたう様々な物事、人の世をどうとらえるのか。
エンゲルスはこう綴ります。

世界は出来上がっている諸事物の
複合体としてでは無く、諸過程の複合体として捉えられねばならず
、そこには見かけの上で固定的な諸事物も、われわれの頭脳にあるそれら
諸事物の思想上の映像、つまり概念におとらず、生成と消滅の絶え間な
い変化の内にあり、この変化のうちで、
見掛けの上では偶然的なすべての物事にあっても、またあらゆる一時的
な後退が生じても、結局は一つの前進的発展が貫かれているという偉大
な根本思想・・・


感性の鋭い人は「当たり前の事を書いているな」と感じるでしょう。
・・。でもそこで立ち止まらずにもう一歩思考を進めてみましょう。

解りやすいように現代日本にエンゲルスの考えを置き換えるとこういう
事です。

☆日本の国防と安全は永久にアメリカと共にあると誰が決めたのか?
☆天皇家が万世一系の日本の中心と誰が決めたのか?
☆政治は誰がやっても同じと誰が決めたのか?
☆消費税が無いと日本の財政は成り立たないと誰が決めたのか?
・・後略(笑)

エンゲルスの言いたい事、解りました?まとめるとこう言う事です。

「すべては変化の中にあり、目の前に
ある事実を科学的な視点で捉え考える知性を身に付ける事が大切なんだよ」

この事を僕はこの本から学び悟りました。

9月10日(日)の朝7時半より、このフォイエルバッハ論の勉強会を
堺泉北の事務所で開催します。
僕も参加する予定です。
興味を持った人!一緒に勉強してみませんか?

投稿者:堺泉北カープ会










posted by ツッキ− at 12:00| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学的社会主義の話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/22989069

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。