2009年01月12日

どうする?この国

 勤労者教育協会の新春大学習会に行ってきました。講師は、ジャーナリストの伊藤千尋さんです。伊藤さんは、現役の記者です。世界65カ国で取材をしてこられた経験から講演されました。
 レジュメとメモを紹介します☆

どうする?この国〜みんなできる やればできる〜
1.元気な中南米から 

・キューバ革命の成功から50年
  ゲバラが求めたものは
 
・南米ペルーの変化の原点−フジモリの「変革」
 →白人中心の差別社会を変えよう。父は、熊本県出身の苦労人。500年続いた白人の政権たらいまわしも変えようと思えばこんなに変わるということを示した。→南米変革の原点になった。

・反米・反独裁の戦いをした「解放の神学」の神父たち
 →40万人のスラムで自治体づくり。上下水道・電気完備の町に作り変えた。共産党の青年とカトリックの神父が運動の中心。中南米の神父は保守ではない。かつては武器を持って戦っていた。変革のために行動する。キリストならこんな貧困に対して立ち上がったはずだ「右頬を打たれたら、左頬を打ち返せ」


2.アジアから
 ・ベトナムはなぜアメリカに勝てたのか
 →ベトナム戦争のとき何をしていたか聞いて回った。すると、一人 ひとりがあきらめず、自分ができる最大のことをやったことがわかってきた。ベトナム人とアメリカ国家の戦い。
(1)ハチおじさん
 →スズメバチを飼い慣らすことに成功。
   
(2)人はモグラになっても戦う
 →トンネルを掘って生活。物資を運んだ。
   
(3)南ベトナム元副大統領の闘い
 →京都大学で自分の国を豊かにするために経済を学んだ。だから、サイゴン陥落のときも逃げなかった。のちにベトナム国会議員として、ドイモイを立案。
  
 ・独裁を覆した韓国の国民
  大韓民国憲法第1条「大韓民国は民主主義共和国である。すべての  権力は国民に由来する。」
 →5月の反政府行動の際にこの条文が歌として歌われた。米国産牛肉輸入を大統領が決定したことに抗議し、7月には全土で100万人が行動。その理由は「食の安全」と「国民主権」を守れということだった。民主主義の国で、大統領が国会に諮らずに決めたことに対する抗議だった。

3.アメリカから
 ・なぜ黒人大統領が生まれたのか
  新自由主義から社会的な連帯を求める動きへ
  →アメリカは、天国と地獄が見える国。救急車をよぶと700ドルかかる。映画「シッコ」がこの現状を告発している。世界一の経済大国なのに、よその国民を殺すのにお金を使って、自国民にはお金を使わない。ソ連崩壊から世界中にアメリカ型社会が押し付けられたが、金融危機になり、20年と持たなかった。しかし、アメリカは変わる力を持っている「Yes We Can」

 ・NPOの力
  →サンフランシスコの図書館は、市民が運営している立派な図書 館。図書館建替えのとき、老婦人が提案した。自分は悲惨な人生を送り、何度も自殺を考えた。しかし死ぬ直前に、一冊の絵本を読み、死ねなくなった。婦人は、いい図書館をつくる会をつくり、寄付を訴えた。それに応えて40億円の寄付が集まった。いま図書館は、市民が自分の人生を見つける場となっている。

  →一人の女性の訴えが世界の地雷廃絶へ。ある若い女性が、エルサルバドルの難民キャンプで活動しているとき、地雷で傷つく人が多いのを目にして地雷廃絶の運動を友達と始めた。その人はメールも送れなかったが、友達に手伝ってもらい世界中に広がった。

4.日本は、どうすればいいのか
 ・日本こそ「変革」が必要だ 
  →日本は誰かに従いたがる。世界から見ると、とりわけ「シーン」とした国。よくこんな政権が持っているなと。
  
 ・韓国の大学教授の言葉 
 →韓国には選挙で落選運動というものがある。それをしている教授 の言葉「私たち韓国人は血を流して変えてきた。体験に裏付けられた自信を持っている」だから、日本人も体験すればいいのだ。
 
 ・脱アメリカ支配
  アメリカに追従する財界、自衛隊を国民のものに
  軍事費を「国民の生きる権利費」へ、「ミサイル」なんて怖くない  →軍事費は5兆円。世界第2位の経済大国なのにお金がないなんてホ   ント?今こそ立ち上がるとき。
   
【コスタリカ】は、1949年に平和憲法をつくった。
   「兵士の数だけ教師を作ろう」医療も教育もタダ。

【ヨーロッパ】 ユーロつくった。アメリカと違う社会つくろう。ソ連崩壊後2年の1993年から経済だけでなく、社会も共同へ。

【中南米】、【韓国】、【ベトナム】でも変革が。

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 伊藤さんは、世界で変革のために立ち上がった人々を次々と紹介しながら、「その人達は、自分で考え、自分ができる最大限をやっている。私たちもできる。社会は変えられるんだ。」と熱く訴えられました。

 世界が大きく変わってきていることを実感し、そして変えていく主体はまさに自分達だと思いました。とても素晴らしい講演でした。

投稿者:うご



posted by ツッキ− at 23:47| 大阪 ☀| Comment(3) | TrackBack(1) | 社会ニュースについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
民青堺泉北地区委員会にかなり前に世話になってました。

偶然見つけたので、コメントしておきます
Posted by 依田健治 at 2009年01月14日 20:34
 訪問ありがとうございます☆これからもよろしくお願いします。
Posted by うご at 2009年01月15日 18:35
伊藤千尋さんあつかったですよねぇー!
私もがんばろーって思いました(^O^)
Posted by もよ at 2009年01月19日 18:24
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